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2014年10月11日 (土)

山谷の豆知識②…ドロボウ市

 山谷地区では、4050年前から続く朝市があります。友愛会の本部の裏通りを50メートルばかり行ったところで、朝の4時過ぎくらいから毎朝ひらかれています。日雇労働者市場(寄せ場)として最盛期を博した頃は、大工道具、什器などを中心に仕事現場で必要なものが、各露店にところ狭しと並んでいました。中には出処の分からない盗品などもあったことから「ドロボウ市」と呼ばれるようになったようです。

 私が山谷地区に来て間もない頃(20年以上前)、私が活動していたボランティア団体にシェラフ(寝袋)が200個ほど寄付されてきて、炊き出しに合わせて山谷のおじさんたちに配ったことがありました。困ったことに、翌々日のドロボウ市に幾つか売られていました。私も若かったため、苛立たしいというか、悲しいというか、そんな気持ちになったのを覚えています。おじさんたちにしてみれば、一晩寒さをしのいだあと、食べ物や飲み物などがないのであればシェラフを売って金に換え、腹を満たすのは一番有意義な使い方なのかもしれません。そうして、また寒い夜になる前に毛布などを探す。毎日がまさに「その日暮らし」でなければ寝る事も食べる事も滞ってしまう・・・、若い時分の私にはパッと思いが至らない「生き方」なんですよね。

 そんなこんなで、山谷地区には何でも買ってくれるバイヤーのような方もいるようで、そんなものも含め「ドロボウ市」の商品は色々なものが並んでいるのです。近頃は、めっきり仕事に行く労働者が減ったことと、新しいドヤに泊まっている外国人などもドロボウ市に来たりするため、売っているものも様変わりしました。古着や時計、小物、海賊版のCDやDVDなどが多くなりました。交番が近くにありながら相も変わらず出処が分からないものもならんでいますが、いまだに残る、数少ない山谷地区の風景といえるかもしれません。露店がめっきり減ったのは寂しい限りではあるが…。

 

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