新年のご挨拶申し上げます
明けましておめでとうございます。
本年も昨年同様よろしくお願い致します。
山谷地区から観る新年、または生活困窮者支援の現場から観る新年は、大きな揺れと変化を視野から外せないと考えられ、やや眉間に皺が寄る思いです。
山谷地区から観ると、東京オリンピック開催準備に伴う土木建築業の変化や外国人旅行者増加によるドヤの変容、触法高齢者や累犯障がい者の増加に伴う受け入れ地区としての山谷の変化などに悲喜交々を感じます。
生活困窮者支援の現場から観ると、生活保護における住宅扶助の減額、生活困窮者自立支援法の施行に伴う公的サービスの動揺、拡大蔓延する女性・子供の貧困などから深広する支援のあり方を感じずにはいられません。
友愛会の活動の中では、どれも活動当初である15年前から変わらず観てきて感じるものですが、時代のうねりによって拡大の一途をたどっている問題のように感じます。
私たちは私たちの出来ることを出来る範囲で精一杯やっていくだけであります。
ただ、そこには「スローガン」のようなものを作ることは致しません。
多くの場面でスローガンを唱え、温度を高めてことにあたることがあるように思いますが、言葉を創るとその言葉に支配され、観ていたものが見えなくなることもしばしばあります。
いつもと変わらず、「待ち」「前向きにあきらめ」「置き」ながら日々を進んでいきたいと思います。
そんな活動の中に、多くの方の生活と安心を共に見出していきたいと思います。
平成27年1月吉日
特定非営利活動法人 友愛会
理事長 吐師秀典、拝
コメント
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活動自体収益事業になっているのですから必要はないと思う。国の制度に組み込まれた訳だから。
投稿: | 2015年4月27日 (月) 09時40分