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2015年3月

2015年3月15日 (日)

アディクション(依存症)の怖さ

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友愛会で支援している方の中にはアディクション(依存症)の方が多い。

アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症、性依存症など、アディクションにもいろいろなものがある。

友愛会が支援している方にはアルコールと薬物の方が多いであろうか。

アルコール依存症は山谷地区の元労働者にはとても多くいる。

レッテルで言ってはいけないであろうが、山谷地区の元労働者は、独身であり、歳をとって身体もいうことをきかなくなり、することもなく、狭くて暗いドヤにいる。

そんな環境の中でアルコールを飲んでしまうのも良くわかる気がする。

友愛会の最近の傾向としては、薬物やギャンブルのアディクションの方も増えてきている。それは、友愛会にくるその時勢の中での「より生きづらい状況の方」といったものが、高齢者→精神障がい者→発達・知的障がい者と流れてきた中で、今は刑期明け(刑務所出所後)の障がい者が時勢を作っていることに関係しているのかもしれない。

話を戻すが、アディクションからの回復はとても難しい。

周りがどんなにやめたほうが良いといっても本人にやめる意志がなければやめられないのがこの病気である。

それでありながら、本人にやめる意志があっても病的欲求に一人で立ち向かうのはとても大変である。

そもそも、「本能」にまで入り込んでしまうような病気なのである。

私たちが水を飲まないと死んでしまうように、眠らないと狂ってしまうように、生理的な欲求になってしまっている状況がアディクションというものなのである。

だから仲間同士で支えあうというのが、当事者団体であるマックやダルクなどで行われるミーティング活動の意味なのだが、それでもアディクションからの回復は容易ではないのも事実である。

結果、世間からは意志が弱くてダメな人間と、より思われがちになってしまうのであろう。

そういった周囲の思いが本人をより自暴自棄にさせ、依存行為へと駆り立ててしまうという悪循環を作っていく。

友愛会の中でも、当初は「信じていたのに裏切られた」と気持ちのどこかで思ってしまう経験をしたスタッフもいた。

しかしそうではない。

アディクションという病気がお酒を飲ませ、薬物を使用させ、ギャンブルに駆り立てるのであって、その人が「裏切った」わけではないのである。

本人の意志がなくては回復できないのだけれど、本人の意志とは関係なく、病気によってとめられずに繰り返してしまう。

そうして心を蝕んでいく。

どうせ自分はダメな人間なんだ、周囲も理解してくれない…と。

このアディクションというものの怖さを多くの人が知ってほしいものである。

また桜の季節がやってくる。

この季節はアルコール依存症の方にはつらい時期でもある。

盆・暮れ・正月・花見といった世の中が「お酒」とイメージを結び付けやすい時期だから。

桜の美しさの影に、一抹の心配を抱かせる早咲きの河津桜である。

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